UAのカスタムレポートと同様に年日時分(YYYYMMDDHHMM)の単位で集計がしたかった。
「GA4で同時アクセス数は把握可能でしょうか。」の記事の通りなのですが、(参考になりました。)
普段、Googleタグマネージャーを頻繁に触らないので、設定方法メモ残し。
やりたかった作業
UA(ユニバーサルアナリティクス)のカスタム定義などで利用できていた、年日時分(YYYYMMDDHHMM)の単位でGA4でも測定したかった
UAでは、以下のように分単位のディメンション設定が存在していた
↓分別アクセス・収益が取得できていた↓
GTM(Googleタグマネージャー)のカスタムJavaScriptの設定
GTM管理画面 > 変数を選択して新規をクリック
任意の変数名を設定し、カスタムJavaScriptを選択
「GA4で同時アクセス数は把握可能でしょうか。」に記載のあるソースを貼り付け。
今回はGA4に存在している「日時(YYYYMMDDHH)」と並びを合わせたかったので、各行に存在している
+ ‘-‘ や + ‘:’ を削除
function() {
var tz = -9, // JST
now = new Date(Date.now() - (tz * 60 - new Date().getTimezoneOffset()) * 60000),
pad = function (n){return n<10 ? '0'+n : n};
return now.getFullYear()
+ pad(now.getMonth()+1)
+ pad(now.getDate())
+ pad(now.getHours())
+ pad(now.getMinutes());
}
保存を選択
GTM(Googleタグマネージャー)のタグ設定
GTM管理画面 > タグを選択し、対象のタイプ > Googleアナリティクス:GA4設定を選択
設定フィールドを選択
値のセルに先ほど定義したカスタムJavaScriptを選択
フィールド名に「timestamp」と入力し、保存をクリック
※GA4に設定するカスタム変数名とフィールド名を一致させること
設定したタグを公開する
GA4(Googleアナリティクス4)管理画面の設定
GA4管理画面 > 左下にある歯車マークを選択
プロパティに存在するカスタム定義を選択
カスタムディメンションを作成を選択
任意のディメンション名を入力「例:日時分YYYYMMDDHHMM」、イベントパラメータにはGTMに設定したフィールド名「例:timestamp」を入力し保存を選択
これで一連の準備は完了です
GA4(Googleアナリティクス4)管理画面で確認してみる
GA4管理画面 > 探索から空白のレポートを制作すると、ディメンションのカスタムのタブに登録したカスタム変数が表示される
【探索画面】
指標でセッションや表示回数、その他必要な情報を選択すれば日時分(YYYYMMDDHHMM)の単位で集計が可能になった。
セッションや表示回数の合計行と各行の合計値が合わないのは、「分単位での集計」と「設定した期間の集計」で差異が発生するからだと思います。これはUAの時も同じ状態だったはず。
GA4管理画面 > レポートのセカンダリディメンションにも設定した日時分(YYYYMMDDHHMM)が選択できる状態になった。アクセス集中時のピーク時をより細かくみたい。Eコマースの売り上げをより細かくみたい。など。あくまでも指標の数値にはなるけれど、利用用途は多いかと思います。
【レポート画面】
無償版のGA4で設定してみましたが、おそらく設定日の翌日あたりには測定ができるようになっていると思います。
感想・まとめ
- 分をまたぐと別セッションとしてカウントされるはずなので、あくまでも指標という前提で
- ディメンション設定に対してどの指標が使えるのか。などがいまいちよく分からない
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